2025年3月17日(月)
日ごとに春の訪れを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
三月も半ばを迎え、暦の上では「啓蟄(けいちつ)」から「春分(しゅんぶん)」へと移ろう頃。
大地がゆっくりと温まり、冬の眠りから覚めた生き物たちが動き出す時期です。
春の気配は確かに近づいているものの、まだ寒の戻りがあり、朝晩の冷え込みに身を縮めることも少なくありません。
それでも、ふとした瞬間に感じる風の柔らかさや、陽の光の暖かさに、春の到来を待ちわびる心が自然と弾むものです。
この時期、庭先や公園では、梅の花が満開を迎え、次いで桜の蕾も少しずつ膨らみ始めます。
沈丁花(じんちょうげ)の甘く芳しい香りが漂い、足元には菜の花やタンポポが顔を出し、春の訪れをそっと告げています。
季節の変わり目は、目に映る景色や空気の匂いが日に日に変化し、心もまた、その移ろいに寄り添うように動いていくものですね。
「春分」は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる節気であり、本格的な春の訪れを象徴する時期でもあります。これを境に日差しはますます明るさを増し、自然界も活気づいていきます。
古来より、日本ではこの頃を「彼岸の入り」とし、ご先祖様を敬い、心を整える風習があります。
私たちもまた、冬の間に蓄えた思いを大切にしつつ、新しい季節へと向かう心構えを整えたいものです。
とはいえ、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
朝夕の寒暖差や、春特有の気候の変化に注意しながら、心身ともに健やかに過ごしていきたいですね。
エコバースたっぷりのお風呂にゆっくりと浸かるのも体調管理には効果ありです!
どうぞお身体を大切に、穏やかな春の訪れを楽しみにお過ごしください。
皆さまにとって、心温まる春となりますように。